ここはヘッドルームの隊員が、最近気になるなにやらなにやらを書きつづる場所です。
何が飛び出すかは多分、神様にだってわかりません
ライター :  全て 竹石 上野 後藤 有田      ページ :  1 2 3 4 5

人生は名優に学んだ  vol.2  [2009-05-01 Fri](Writer:上野)


 学生時代、久々に制作された『座頭市』を見たのをきっかけに、『座頭市』シリーズにはまったことがあります。第一作の白黒の作品から(『座頭市物語』ってんだっけ?)レンタル屋で借りてきて見まくりました。シリーズ全部ではないですが、かなり見たと思います。
 子供の頃、父が『男はつらいよ』と『座頭市』が好きで無理矢理見せられた記憶はあったんですが、さすがに白黒の第一作なんかはまったく記憶にありませんでした。で、学生時代に改めて見直した時、まず思ったことが「昔の時代劇スゴイ!」
 殺陣が今ほど派手ではないんですけど、ものすごい様式美といいますか。昔の殺陣って音がしません。刀がぶつかり合う小さい音はするんですが、肉を斬る音がしないんですね。今は刃を交えるとガチッっていう音以外に火花が散ったり、肉を斬るとドギュッなんていう音がするじゃないですか。でも、市が電光石火の居合いで敵を斬る。ヒュッっていう風きり音もしません。衣擦れの音がするだけ。でもって敵が倒れる。それだけ。なのにすごい緊迫感というか臨場感というか、あれはもちろん殺陣の上手さもあるんでしょうが、演出とか編集とかの腕もあるんでしょうね。
 お兄さんの若山富三郎が、劇中でも兄役として登場したのは第二作でしたかな? 兄弟同士で斬り合う最後の殺陣は迫力満点でした。
 そんなこんなで、今回、私が人生を学んだのは勝新太郎であります。

 勝新さんは、あれでもデビュー当時は2枚目路線だったそうです。それがなかなか売れず、『座頭市』シリーズで化けたって言われてます。
 自分でプロダクションを作ったりして、倒産しちゃいましたけど、なんというか、いかにも“映画人”っていうイメージがあって、子供のころからカッコいい人だと思っていました。まあ、勝新の任侠映画とか兵隊ヤクザ映画を見ていたのは父の影響なんですが。
 勝プロは、確か私が小学生の頃、珍しくテレビシリーズを手掛けた記憶があります。『警視K』っていう警察モノっだったような。娘さんが共演されてました。私の父が、「やっぱり勝新はいい役者だなー」って感心して毎週見てましたが、途中で打ち切られましたけど?
 その後、プロダクションの倒産とか、『乱』で黒澤明監督と喧嘩して降板したとか、パンツにヤクとかいろいろ事件(今だとシャレにならない事件ですね)を起こして芸能マスコミを賑やかにしてくれました。
 なんかこう、無茶苦茶なんですよね、言動が。でも、無茶苦茶な生き方を後悔したりはしない。かっこよく言えば信念を貫く、なんちゃって。
 遊びもすごかったらしいです。宵越しの金は持たないっていうのか、もうババーンと飲めや歌えに使っちゃう。名付けて“勝新遊び”、実は私もやってしまったことがあります。
 行き付けの飲み屋の若い衆をタクシーに分乗させてキャバクラで数十万散在して嫁に泣かれましたwww
 勝新さんとはケタが違うワケで恐縮ですが、一般人としては立派なもんじゃないかと。
 あー、キャバクラの子とやりたくて貢いだんじゃないですよ。タクシー代から飲み代まで7、8人分面倒みさせてもらっただけです。もちろん、キャバ嬢にも大盤振る舞いです。さー、好きなだけ飲んで食って騒げと。そしたらちょっとだけ触らせろと。
 カードの請求が来た時、嫁の目が三角になって、次第に涙目になったのを覚えています。はい、もう二度としません。

 そんなワケで大いに反省しとるワケですが、やっぱ勝新太郎さんのスゴミのある生き様には惚れてます。
 奥方の中村玉緒さんも、ステキですね。勝さんが亡くなったあと相当苦労されたようですが(いあ、生前から苦労なさってましたか)、テレビではいつも明るい。玉緒さんが主役の2時間ドラマ『おばはん刑事』シリーズは全部見ました。息子役の鶴見辰吾さんや元恋人役の北村総一郎さんとの掛け合いが、すっとぼけながらもホロッとさせる。ステキでした。シリーズは完結しちゃいましたがまたやってほしいですね。
 子供の頃は、『細腕繁盛記』の新珠道代さんとごっちゃになっていましたけど。“たま”つながりってことで。

【勝新太郎の教え】
 
 破天荒な生き様なんていうものは分不相応なワケでして、そんなことやるから嫁に泣かれてしょんぼりしちゃうんです。そういうところをマネするなら嫁が泣いても怒っても己の道を貫かねばなりません。それこそ火宅の人にならねばなりません。でも、私には無理なんです。ならば、勝新太郎から学んだものとはいったい何か? 過ぎたことにクヨクヨするなってことですかね。無頼に生きなくても、フツーに日常生活送ってるだけでも「やっちまったなー!」って失敗はよくあるもんです。でも、いちいちクヨクヨしてたらどうしようもないなと。まあー、あんまりケロッとしすぎても無責任男と思われてアレなんで、適度にクヨクヨしてますが。


 

【けいおん!】音楽与太話『今日、腐の頭脳改革』
その1「ぷろぐれ!」 [2009-04-20 Mon](Writer:後藤)
『けいおん!』大人気ですね。
アニオタ界に、にわかバンドブームが到来って感じです。
ネット上に関連MAD動画がたくさん上がっていますが、
そのなかにEL&Pの音源を『けいおん!』の演奏シーンに合わせた
作品がありました。

映像は、まだ高校に入学したての3人が拙いながらも
『翼をください』を主人公の唯に弾いて聴かせ、
見事軽音部への勧誘に成功するというシーンです。
ギターなんて弾いたことのない唯が
「これならバンド未経験の私でも大丈夫かな」と思える程度の演奏だった、
というところが『けいおん!』本来のポイントなわけです。

ところがこの映像にEL&Pの超バカテク・アンサンブルが
被さってくるからタイヘンです!

■エマーソン、レイク&パーマーとは……

 それぞれが有名なロックバンドから集まった
 スーパー・バンドのはしり。1970年結成。
 グレッグ・レイク(ベース)……キング・クリムゾン
 カール・パーマー(ドラムス)……アトミック・ルースター
 キース・エマーソン(キーボード)……ナイス
 キング・クリムゾン、イエスと並ぶプログレ御三家の一角。
 ピンク・フロイドを足すと四天王。
 ジェネシスを足すと五大バンド。
 ちなみにキーボードのキース・エマーソンは
 アニメ『幻魔大戦』のメインテーマ、BGM作曲を担当した。

てなわけで、EL&Pとは!
超人的な演奏能力を持った3人が
めまぐるしく拍子が変わる複雑な楽曲を
余裕しゃくしゃくで弾きまくる、
まさにスーパー・バンドだったわけです。

ギター募集中の桜高軽音部の編成は
澪(ベース)、律(ドラムス)、紬(キーボード)のトリオ。
たまさか編成が一致したEL&Pの音源を持ってきたのでしょうが、
おかげで映像とのシンクロぶりがハンパないです。
名曲中の名曲、『Tarkus』のいちばんカッコよくて高難度のイントロを、
あどけない女子高生がさらっと弾いているギャップのすさまじさ。
EL&Pを知らずにこのMADを見た人は大概ショックを受けるようです。

じつはEL&Pにもギタリストが加入するはずだった、という噂があります。

クラシックのオーケストレーションに傾倒した編曲が特徴の
EL&Pに太刀打ちできるギタリストと言ったら、
機械のように正確な演奏技術と深い音楽理論を身につけた
ロバート・フリップ(キング・クリムゾン)か、
そうでもなければその調和をブチ壊す、
まったくちがうベクトルの変態でもなければムリでしょう。
噂になったギタリストは後者。
ジミヘンです。

ジミ・ヘンドリックスといえば、ライブでは
フィードバック・ノイズの轟音をとどろかせ、
前歯でソロを弾き、
しまいにはギターに火をつけて燃やす、
破滅的で破壊的な天才肌のギタリストとして有名です。
実際、彼は1970年に27歳で死んでしまうわけですが……。
もしEL&Pへの加入が実現していれば、
ある意味「品行方正」なEL&Pに混入してきた「異物」として、
まったく予想の出来ない化学反応をもたらしたでしょう。
じつにもったいない。見てみたかった。聴いてみたかった。

しかし考えてみれば、桜高軽音部の3人と唯の関係も
EL&Pとジミヘンの関係と似たものかもしれません。
共通点を箇条書きにしてみましょう。

澪とグレッグ・レイクベース兼ヴォーカル
※澪は端正なベースラインと美声の持ち主
紬とキース・エマーソンバンドの中で技術が突出
※紬は4歳からピアノを学び、コンクール入賞経験アリ
律とカール・パーマーパワー系ドラマー
※律は細かいことは苦手ですが、リズムは力強く正確
唯とジミ・ヘンドリックス天性のカンで音楽を習得、野生的なパフォーマンス
※唯はギターを買う前から飛び跳ねる練習は一人前

たしかに唯はギターの経験がありません。
けれども、幼稚園のときにカスタネットでダイナミックにリズムをとる様を
「お上手ね」と褒められたり。
ギターを買っていきなり『チャルメラ』を弾けたり。
あるいは教則本をもらって1週間でほとんどのコードを覚えるなど、
「天才」の片鱗を見せています。

たんに人数不足を埋めるためでなく、
バンドを成長させるためのピースとして、
未知の可能性を秘めたギタリストが加入する。
その結果、4人のアンサンブルがどうなるか?

一見のんびりとした『けいおん!』ですが、
そんな熱血音楽ストーリーの要素も含んでいると思うわけです。
もちろん、そういう妄想を膨らませてくれる件のEL&P動画が、
良質のMADであることは言うまでもありません。

                       ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇



 

こんなゲームに誰がした!第1回「タッチ」 [2009-03-31 Tue](Writer:有田)


 ども!
 今回よりスタッフルームに仲間入りすることになった有田です!
 プリップリンの20代草食系男子です! 主食はカップヌードルの四角い肉の塊です!
 漫画とかアニメとかゲームとか好きなんで、タイアップものゲームを面白おかしく紹介しちゃおうかなと思います。
 
 っちゅうわけで、、記念すべき第1回のタイアップものゲームはあだち充原作の漫画『タッチ』です。
 『タッチ』というと、ラブコメ漫画の元祖にしてマスターピース。数年前にも実写化された大人気漫画です。
 ちなみに本作が週刊少年サンデーに連載されていた当時は、ちょうどファミコンブーム真っ最中。他聞にもれず、しっかりとファミコンでゲーム化されていました。
 恋、スポーツ、感動と全方位に向けて照準が定められた、エンターテインメントの幕の内のような『タッチ』。そのゲームなんだから、きっと甘酸っぱいスイーツな気持ちを満喫できるステキなゲームに違いありませんね。
 ちなみに正式タイトルは『CITY ADVENTURE タッチ MYSTERY OF TRIANGLE』。
 タイトルから察するに、三角関係をテーマにした恋愛ものアドベンチャーゲームっぽいですね!
 まさしく『タッチ』にふさわしい内容です!
 ということで、早速ファミコンにぐわし! とカートリッジを差込み、レッツ・プレイ!
 

 …………。
 
 
 ゲームをスタートさせると、なんかいきなり住宅街の路上に三人のキャラが立っています 髪型から察するに、達也、和也、南のようです。
 とりあえず十時キーを操作すると、和也が歩き始めました。それについていく達也と南。ほうほう、RPGなのかな?
 ちなみに説明書のストーリーによると、パラレルワールドに落ちたパンチ(南の飼い犬)を探す事が目的のようです。
 ……パラレルワールド!?
 と思っていると、イキナリ自動車が走ってきます。そしてその自動車は達也の脇をすり抜け…、南ちゃんに追突!
 ぎゃああああああああああああ! 大惨事!
 と思いきや、南ちゃんは「いたーーーい」と泣くだけで、ケロリとしています。想像以上のタフネス。
 そうこうしているうちにも、続々と南ちゃんを狙って通行人が、自動車が、飛行機が、そして謎の生物が波状攻撃を仕掛けてきます。そしてズンズン減っていく画面上の数値。ここでルールを理解。南ちゃんが墜とされると負けってことか! これに対抗するには…。
 ここで皆さん思い出してください。原作において上杉兄弟は、何をしていましたか? そう、野球です。そして和也は名ピッチャーでした。
 ということで、Bボタンを押すと…和也の手から白球が自動車めがけてドーーーン! 
 セレクトボタンを押すと、操作が達也に切り替わります。そしてBボタンを押すと…。金属バットがフルスイングで振り回されます。そして通行人を、ドーーーーーン!
 さきほどまで穏やかな様相を呈していた住宅街が、一瞬にして凄惨な事件現場へと様変わり!
 リーダー・南ちゃんを中心にフォーメーションを組んだ上杉兄弟は、お互いのリーチをカバーしながら次々と襲い掛かる無法者をなぎ倒していきます。
 しかし敵の物量作戦の前に劣勢を強いられる一行。仕方ないので、いったん民家に避難します。
 そこで住人から与えられた情報は、
「北の洞窟で恐竜の化石が発見されたみたいだよ」
「敵を倒したら経験値がたまっていくよ」
ラブコメの「ラ」の字も見当たりません。すっかりヒロイックファンタジーの世界です。 
 その後も、敵の猛攻はやむどころか激しさを増すばかり。
 戦う意味なんて最早誰にもわかりません。「綺麗な顔してるだろ…」なんてセンチメンタルな台詞をはく余裕もありません。死人の事を考える奴から、死神に足を引っ張られていくのです。
 たった三人で敵地へ乗り込む彼らはまさしく特攻野郎Aチーム。もしくはカーツ大佐を殺すためにベトコンの真っ只中に突っ込むウィラード小隊。
 愛犬パンチを探して森の奥へ消えていった彼らの運命やいかに!
 というわけで、ファミコン版『タッチ』は、少数精鋭の特攻兄弟によるスリルとバイオレンス、そしてミステリーに満ちたアクション大作なのであります。
 謎解き要素もあって、アクションRPG好きにはもってこいだぜ!
 野球しよう、だって?
 そんな事より、殺し合いしようぜ!!
 ……あれ?



© 東宝 / あだち充PROJECT 

人生は名優に学んだ  vol.1  [2009-03-10 Tue](Writer:上野)


 前回で、「おじさん映画」も第100回を迎えました。第10回でした。気分的に一区切りついたところで、おじさんとか括らず、正直に憧れのムービースターについて書いていこうということで、タイトル改めます。とり上げるのは大概おじさん俳優ですけど。

 80年代に多感な年頃を過ごした私ですが、そのライフスタイル(ファッションとか日常の仕草とか、まさに生き様)の指針となったのが映画でありました。
 人によっては音楽だったりするんでしょうけど、私は映画でしたね~。
 当時はレンタルビデオもあまり普及してなかったんで、映画館に通い詰めました。
 煙草の吸い方、何気ない酒の飲み方、歩き方、眉間のしわの寄せ方(小学生の時『太陽に吠えろ!』でショーケン様が死ぬシーンをマネして、立ち小便にもこだわった筋金入りです)、あらゆるものを映画から学びました。映画で俳優さんが演じた役に憧れたわけですが、なんというか、その俳優がとにかくカッコイイというんではなく、まずはその役柄に惚れたんでしょうね。だからすぐマネしてみたくなる。でもって友達に笑われるわけで。
 さて、そうやって気になった俳優さんの映画はどうしても期待して次のを観る。そのうち、俳優さんそのものに興味が出てきて、いろいろ過去タイトルとかチェックが始まる。すると、役柄以上にドラマチカルな人生があったりして、さらにその俳優さんのファンになっちゃうというわけです。
 そんな勢いでファンになった俳優さん。今回はハーヴェイ・カイテルの巻です。

 ハーヴェイ・カイテル。『タクシー・ドライバー』のポン引き役が鮮烈でした。美少女ジョディ・フォスターに売春させるポン引き“スポーツ”。白いタンクトップに黒いスラックス。長髪にソフト帽って姿が強インパクト。このろくでなし野郎は、ロバート・デ・ニーロにぶっ殺されんですが、実はこれ以前、イタリア系チンピラの日常を描いた『ミーン・ストリート』って映画でハーヴェイ・カイテルとデ・ニーロは共演してたんですね。で、主役はカイテルさんで脇役がデ・ニーロ。監督は両作ともコッポラ マーチン・スコセッシでした。でも、コッポラ神 スコセッシはデ・ニーロの方を買っていて、『タクシー・ドライバー』では主役に抜擢。その後、大御所コッポラ『地獄の黙示録』では当初ハーヴェイ・カイテルが主役の予定だったのが、突如降板してマーティン・シーンにお鉢が回ってきたとか。
 コッポラ神になんかイヤなこと言われたんでしょうか。コッポラとデ・ニーロ、カイテルの関係をわかりやすく言うと、力道山と馬場、猪木って感じですかね~。
 そういえば、『ゴッド・ファーザーPART2』では、マーロン・ブランドの若き日の役をデ・ニーロが演じていました。コッポラファミリーの強い絆を感じます。
 というわけでコッポラファミリーに入れなかったハーヴェイ・カイテルは、なんと、ハリウッド全体から使いにくい役者というレッテルを貼られてしまったというではありませんかっ!

 不運です。

 どうりで、長い間ビッグ・ネームになれなかったわけです。
 実を言うと、私がハーヴェイ・カイテルを意識したのは学生時代でして、当時、軽くお付き合いさせていただいた娘さんがハーヴェイ・カイテルが好きってことで(なんというマニア!)一緒に名画座で見た映画がきっかけでした。そのタイトルをどーしても思い出せません。80年代後半だと思いますが。ストーリーの片鱗すら思い出せないのです。隣に甘い香りの娘さんが座ってると思うと、映画館を出てからのことに気が回っちゃって。かなり若かったです、私。
 その直後ですね、『テルマ&ルイーズ』っていう女2人組みのアウトロー映画(本当はアウトローじゃないですけど)で、2人に同情しつつ追い詰める渋い刑事(だったかな?)を演じてるのを見て、「うは~、このおっさんカコイイっ」って思ったのは。
 でもって、再び大いに脚光を浴びるきっかけになったのは、なんといっても『レザボア・ドッグス』ではないでしょうか。タランティーノの裏切りと血潮の残酷ギャング映画です。これ、なにしろ音楽が超カッコイイんでサントラなんかオススメっす。映画自体は後味悪いですね。
 ハーヴェイ・カイテルは主役のミスター・ブルー役。黒ずくめのスーツ姿がバッチリです。
 その後、『パルプ・フィクション』の死体掃除人とか、『フロム・ダスク・ティル・ドーン』の化けもん軍団と戦う父親神父とかタランティーノ映画でバリバリやってくれました。

 私がお気に入りなのは『スモーク』っていう作品です。
 寂れた街角の煙草屋のオヤジ役。彼は、毎日同じ時間、同じ場所からその街角をカメラで撮影するのが日課で、普段は気づかない風景の変化を記録しています。街を定点観測してるんですね。そんな彼と、親友の売れない小説家や家出少年との関わり合いを淡々と描く、静かな映画です。
 いつも代わり映えしなような日常にもほんの少しだけ変化があって、そんな変化が積み重なって人は生きていくんだと……なんか眠い話で恐縮ですが、興味のある方は小説もオススメです。ノベライズではなく原作小説です。

『スモーク&ブルー・イン・ザ・フェイス』(新潮文庫)

【Harvey Keitelの教え】
 
 さて、若かりし頃の私は、筋トレが日課でした。なにせ、当時はスタローンやシュワの時代でした。大好きなミッキー・ロークもガチだったし。でも、ハーヴェイ・カイテルが、男ってのは筋肉じゃないってことを教えてくれたように思います。自然体から発散するナイスガイの体臭。多少腹が出ていても、逆に痩せていても、自然体ならちっともおかしくない、むしろセクシーさすら感じる男の在り方というものを学んだと思います。今の私、下っ腹が超自然体化しておりますが……。

 

モエギリ Complicated Mind
#1.5 『炎は萌えて』SIDE-B [2009-03-03 Tue.](Writer:後藤)

「で、どうしたんだって?」
「こひゃんあいひりあひた」
「え?」
 何を言っているのか聞き取れなかったので、橘草子が咥えている棒付きキャンディを取り上げた。泣き喚くこいつを落ち着かせようと咥えさせたのだが、あまり意味はなかったようだ。
「で、どうしたんだって?」
「コカンが握りました」
「え?」
 結局、もう一度訊きなおすハメになった。というか、わが耳を疑った。
「コカンが握りました」
 橘は硬い表情のまま繰り返す。そして壊れた。
「コカンが握りました」
「コカンが握るました」
「コカンが握れました」
「コアンが握るりられるらろらルルルルルウルルーrrrrrrrrァァァァアアアアー」
 だめだこいつ、早くなんとかしないと……言語中枢までおかしくなってる。九条先輩に告白するんです、と息まいていたが、もしかして失敗したのか?
「しっかりしろ、橘」
 スパーン! アタシは橘の頬を軽くはたく。やつはハッと気付いたようなそぶりを見せたが、すぐに硬い表情に戻って報告をつづけた。ひとこと言うごとに、アタシににじり寄ってくる。
「グニャッって言いました」
「女の子にはついていないものです」
「それがオトコのモノだなんて知らなくても女の子にないものだってことくらいわかります」
「ええ、わかります。わかりますとも」
「聞いてます? 喪依先輩」
 橘の目がすわっていた。そうか。握っちゃったか。オトコの大事な部分を。百合で未経験のはずなのにやることが大胆すぎる。でもそんなこと言っている場合じゃない。もうこうなると、こいつの怒りに同調するしかない。たぶん九条のやつをとっつかまえて真相をはっきりさせないことには、橘は気を鎮めないだろう。
 清水の舞台から飛び降りる覚悟で告白した相手が男子だった──いや、女子たる者、男子に告白するのが本懐なのだが、橘は百合だから。女子だと思っていた意中の人が女子でなかったことは性格が捻じ曲がってしまうくらい、衝撃的な出来事なのだ。こんなに黒い橘は見たことがなかった。
 よしわかった! 面白いじゃないか。やってやろうじゃん。九条恭子を名乗るオトコの正体を突き止めてやるよ。ジャーナリズム研究会の会長にして敏腕記者、喪絵桐子サマの腕の見せどころだ。アタシは橘の手を引いて部室を出た。

                             ◇

 旧新聞部がつぶれたまさにその年、アタシは私立GL学園に入学した。誰もいない旧新聞部の部室に上がりこんで根城にしているうちに、勝手にジャーナリズム研究会を名乗って学校新聞を出し始めた。
 やがて橘草子が加わり、略称「ジャナ研」はふたりになった。
 アタシは奥歯に物の挟まったような言い方というやつが大嫌いだ。だからズバッと真実を書ききることにしている。今回もズバリと書くことになるだろう。九条恭子がオトコだった、という真実を。
「フフッ……さて、行くか」
 アタシは橘とともに、九条の尾行を始めた。
 自宅で私服に着替えた九条が繁華街を歩く。まるで何かを探しているように。しかし陽が落ちて夜がとっぷりと更けてくると、その日の捜索を諦めたのか、気落ちした様子でショットバーに入った。高校生だというのに手馴れたものだ。
 カウンターの反対側にいた女性が近寄ってきて九条と話し始めた。OLだろうか。目を丸くしたり、笑ったり。ワケアリか。行きずりの逆ナンではない気がする。しばらくすると女性は九条の腕をつかんで席を立ち上がった。
 男性疑惑濃厚の長髪女性と、清楚な短髪のOL。なんだかよくわからんが、お似合いのカップルだ。ひとつ裏の路地に入ったOLらしき女と九条はあっさり、ホテルへと消えた。
「入ったな」
「入ったな!」
「やるんだな……」
「やるんだな!」
 なぜオウム返しをするのだ、橘よ。たぶんホテルが何をするところだか、意味がわかってないんだろう。わかってないほうがいいんだけど。オマエはしばらく純粋なままでいてくれ。



 とか言いつつ、見てくれ12歳で通用する橘に、迷子のフリをしてホテルに潜入させるアタシは筋金入りの悪党なのではないだろうか。
「あのぉ~」
「あらあらお嬢ちゃん、どうしたんだい」
「ここ何処ですか」
「何処って……ホテルだよ。お嬢ちゃんにはまだ早いよ」
「そうなんですか。駅に行くにはどうしたらいいんですか」
「ここを出て右へお行き。突き当たりをずっと左に進むと駅の近くだから、あとはそのへんのオジサンに聞きな」
「はぁい。どうもありがとうございました」
 ううむ、わが後輩ながら見事な演技力。ロリっ子探偵でひと稼ぎできそうだ。
「で、あいつらはどの部屋に入ったんだ?」
「1階のいちばん奥みたいです」
 あたりを見回してホテルの構造を思い描く。九条たちが入った部屋は裏手だ。行ってみると塀と窓の間には十分な余裕があり、そこから覗きをすることも可能だった。
 ここでアタシは考えた。さすがに室内の盗撮は反則だろう。ホテルから出てきたところを撮るのもマズかろうが、それはマナー違反というだけで違法ではない。
 しかし女と偽って女子高に侵入している変質者の正体を暴こうというのに、遠慮がいるだろうか。外で撮るのも内で撮るのもいっしょだろう。やっちまうか。
 でもでも、アタシにもジャーナリストとしての矜持がある。ときに非合法な手段をとることがあるかもしれない。が、いまは──。
「う~ん、どうしよう……」
「じゃあ行きましょうか、喪依先輩」
「えっ? 何?」
「もう用事済みましたから、帰りましょ」
「えっ? えっ!?」
「窓が開いてたんで、写真テキトーに撮っちゃいました。たぶん九条先輩も写ってますよ、ちゃんと」
「えっ? 写真撮っちゃったの?」
「はい」
「……そ、そうか。まあ、やっちまったもんはしょうがないか。でかした、橘」
「えへっ。ほめられた~」
 橘……なんておそろしい子! いちおうデジカメの画像を確認すると、着替えシーンがバッチリ写っていた。ともかく、これでやつを成敗できる。首根っこを洗って待ってろよ、九条!

                             ◇

 翌日、アタシと橘は人気のない場所で九条を待ち構えた。すれちがいざま、やつは「あら、ごきげんよう」とか言ってその場を逃れようとする。ムカッ腹が立ったアタシは、九条の手首をとり、ムリヤリ振り向かせた。
「何をするんです? 痛いじゃありませんか」
 九条は異議を唱えた。しかしアタシは委細構わずやつのスカートの裾をつかむ。下着をあらわにし、股の間をグッと握った。
「三年A組、出席番号12番九条恭子」
「オマエ」
「オトコだな!」
 アタシは昨日、橘が言葉を短く切りながらにじり寄ってきたのを思い出し、真似をした。あれはなかなか迫力があった。パクッったら効果があるにちがいない。
「……」
 やつは無言だった。どうやら効いてるらしい。強気に出よう。
「このことをウチの新聞に書いてやってもいいんだがな」
「……」
「止めてほしいか?」
「なんのことかしら?」
「どこまでしらばっくれる気だ。両足の間にぶら下がってるモノはなんなんだよ」
「……とにかくヘンな言いがかりはやめてください。書きたければお好きにどうぞ」
「ずいぶんな自信じゃねーか。学校新聞だと思ってナメるなよ」
 そう言ってアタシは三葉の写真を取り出した。シャワー、着替え、それにOLとじゃれあっているところ。いずれも九条の裸体が写っている。
「その写真の男が私と同一人物だという証拠はないわ」
「たしかにな。だがホントかどうかなんてことは読者にとっちゃどうでもいいんだ。まちがいなくこの写真を見た生徒たちは、オマエをオトコだと疑う」
「……」
「ホントのことを話せば、写真を載せるのを止めてやってもいいんだけどな~」
 九条の顔つきはスイッチが解かれたように、ものの見事に切り替わった。
「できれば止めてほしい。このことを知っているのはあんたたちだけなのか?」
 アタシはニヤリと笑みを浮かべてこう答えた。
「いまのところは。事と次第によっては、学園中に知れ渡るな」
「もう半分諦めてるよ。でも、まずは話を聞いてくれないか」
「ああ、ぜひ聞かせてほしいね」
「……それにしてもスゴイな、あんた。いきなり股間を握るし。よかったら名前を教えてくれ」
「アタシは喪依桐子。取材でしょっちゅう留守にしてるから、おそらく学園に来たばかりだろうオマエが知らないのも無理はねーな。まあでも、本物の九条恭子も知らなかったかもな。少なくとも接点はなかった。……アタシにも教えろよ。オマエ、いったい何者なんだ」
「……オレは九条恭二。恭子の、双子の弟だ」

                             ◇



 旧新聞部の部室で、インタビューという名の尋問が始まった。
「で? キョージくんはいつからこの学校にいるのかな?」
 立場のちがいを認識させるべく、アタシは机の上に座り、椅子に座った九条恭二を見下ろした。口には棒付きキャンディを咥えて。ええ、文字通り相手をナメきってますとも。それが何か?
 あきらかにアタシより下のポジションであることを思い知ったのか、恭二はグッと口元をかみ締め、素直に答えた。
「14日から」
「先々週の火曜日からか。二週間しか女装は通用しなかったわけだ。新学年が始まって二週目までは、三年A組にいたのは恭子だったのか?」
「いや、それがわからないんだ。なにしろ行方不明だから」
「おいおい、冗談言うなよ。ホントだったら大事じゃねーか。警察には通報したんだろうな」
「してない」
「なんで」
「いまは言えないが、知られたくない事情がある」
「……そこが核心だと思うんだがな」
「悪い、本当に言えないんだ」
 恭二は頑なだった。ここは急がないほうがいいかもしれない。まずは、話せる範囲の情報をすっかり訊き出してしまおう。
「しゃーねーな。じゃあ、この学校に来る前のことを話せ」
 恭二は、虫のしらせ(たぶん双子ならではの)で恭子に迫った危険を察知したのだという。地球の真裏、南米にいた恭二はすぐに日本へと帰ってきた。マンションはからっぽ。しかも恭子は学校をしばらく欠席していた。恭二は、恭子の部屋にあったウィッグを被って学校に潜入することにした──。え!? その長髪、ヅラだったのか?
 それにしたって恭二の行動はヘンだ。フツーに女にモテるのに(海の向こうでも女に不自由しなかったんだと)女装するなんて。そんなに変態さんには見えないんだが。
「なんで女装して潜入捜査する必要があるんですか、探偵さん」
 ちょっと皮肉っぽく訊いてみた。恭二はこう答えた。
「たぶんあいつは誰かに拉致されたんだ。だとしたらその犯人が、オレの正体を突き止めようと接触してくるかもしれない」
 そういうと恭二はゆっくりとカツラを外した。初めて見る恭二本来の頭はベリーショートの銀髪だった。なんだよ、ちょっとカッコイイじゃんよ! クソ、なんかハラたつわ。恭二のくせに生意気だ。
 で、やつはそのままうなだれた。あぁもう、そんな顔をされたら同情したくなるだろうがよクソガキが。橘の手前、徹底的にとっちめてやらなきゃいけないってのに。どうしてくれよう。でもまあ、ちょっとはイジメることができたからな。このへんでカンベンしておいてやるか。
「わーったわぁった! わかりました! オマエのねーちゃんが見つかるまで女装の件は黙っといてやるよ」
「助かるよ、ありがとう」
 恭二の表情がパッとあかるくなった。なんだよそのキラキラした目は。いきなり懐かれても困るので、ちょっと突き放すことにしてこう言った。
「そのかわり! アタシの下僕としてこき使ってやるからな。覚悟しとけ」
「えぇ!? どうしてさ」
「口止め料ってこともあるが、ウチの橘を泣かせたことが気に食わねーんだよ。これはペナルティだ。まぁ、学園一エロカワ美人と評判のアタシにかまってもらえるんだ、光栄に思っておきな」
 そうは言っても突き放したままではよくない。下僕としてアタシに屈服させるには、とどめに魅了<チャーム>の魔法が必要だろう。アタシはやつの髪を無造作につかみ、顔を上げさせ、ニッコリ微笑んだ。
「それに、オマエが入部すると、部員数が三人に増える。わがジャーナリズム研究会は正式な同好会として認められるんだ。ちょうどよかったよ。ハハッ☆」
 世界に羽ばたくために、そろそろ活動を拡大しようと思っていたところだ。強烈な個性を持った手駒は多いほうがいい。それに、ワケありで女装した美少年を侍らせておくというのも悪くない。
 きょうから部活がよりいっそう楽しくなりそうだ。アタシは久々に昂ぶっていた。ものすごく。

<#2 『萌える朝焼け』につづく>
 

【ガンプラ塊(かたまり)】11塊め [2009-02-20 Fri.](Writer:竹石)
「みなまで言うなっ!先刻承知だ」

いやぁ、ミスター・ブシドー素敵すぎますっ!
でもって「友」がつくりしマスラオ!
早くガンプラにならんもですかねぇ!

しかし、2/8の「ガンダムOO」第18話はこんなもんじゃすまされませんでしたねっ!

いきなりのベッドシーン(といってもR12程度かしらん?)に始まり、
なんかそれぞれ「想い人」を確認するってエピソードだったと思うんですが、

サジ「ルイス……」
ルイス「サジ……」
アンドレイ「母さん……」
ピーリス「大佐……」
ダメルヤ「マリー……」
ライル「アニュー……」
ティエリア「ヴェーダ……」
刹那「ガンダムっ!」

ん!?
なんか微妙に方向性の違う人が2人……。

なんか……こう……、恋愛的なものがこの回のテーマっぽい気がしたんですが、
それらはすべて最後のお二方の「オチ」のために用意された、
壮大な前フリだったんすねーΨ(`∀´)Ψ
ちゅか、愛の対象は必ずしも「人」とは限らないと!?
この演出は水島監督によるものか、それともシリーズ構成の黒田洋介氏によるものか……。
いずれどこかでお聞きしたいところっすw

と、いったわけで、本放送が終わっちゃう前に
なんとかエクシアを完成させねばっ!

前回の続きから……なわけですが、
胴体部分のパーツを組み上げていくのですが……。


うはー(ーー;)このパーツの小ささったら……。耳かきに付着したちょっと大き目の耳垢ぐらい。余談ですが、昔、中耳炎になったとき、2カラット相当の耳垢が採取できたことがあるっす。


ブルーのパーツにイエローのフィンということで、
なんとなく想像はしてたんですが、やっぱ小さーいヽ(;´Д`)ノ

で、なんとかハ・メ・コ・ミ!


ピンセットが大活躍です! ちなみに作中ではダクトの内部は全部イエローなんですよー。今年はカラーリングも挑戦してみようかなぁ……。


ところが、難関はまだまだ続いていた!∑( ̄△ ̄;)
肩のパーツなんですが、付け根にまたもや球体が……。


ちょっとわかりづらいかもしれませんが、胴体部分のグレーのパーツにまたもや「人生ゲームの人型」みたいな球形があるんすね。


でもってまたもやスナップフィット!
しかも気持ち大きめ……。

「やさしくして……」

ってな声が前頭葉アタリにこだまするんすが、
かまわず、強引に挿入!!!

「オレは強引に入れちゃう男なんだぜ……」

なーんて思ってたら、意外にユルユル……。

    こーんなにユルくていいんでしょーか??? ちょっと不安……。

不安を押さえ込んで、とりあえず組んでみました。
が、組んでみてこのユルさがキモだってことがわかるわけです。

    胸のことろのガンダム的ダクトが、ぐいーんと開くわけです。

この開きっぷり! どこかで見たような……。
そう、アレっす!

「トランザム!」

あのときの、キュイーーーーーン!となる場面のエクシアの胸の辺りの誇大なアクション!
このユルさがないとできないわけです!
いやはや感心感心。

そしてそして、いよいよガンダム系ガンプラ最大の難所、
「顔」
の作成に入ります。

で、ワクワクしながら設計図を見るわけだ。
そして、パーツをさがすわけだ。
それで、あまりの小ささに驚愕するわけだ……。


これまた小さい! 多分これ、顔の「目の周り」でしょうなぁ。小さいながらもデュアルカメラの片鱗が見てとれます。


そしてさらなる受難が……。
設計図にはこうあります。

「シールを貼れ」

うひーーー(´;ω;`)


    あー、エメラルドグリーンの「目」が光ってるぅぅぅ! しかしこの小ささったら……。ペットボトルのキャップが、コンビナートの石油タンクに見えますなw

なんかウルトラセブンが変身するときみたいですねっww

「デュワッ!」

あ、でも意外と貼るのは簡単でした。
本命よりもデカイのりしろ部分を正確に貼れば、
あら不思議!
デュアルカメラがバッチリと決まる寸法なんですねー。

でもって顔のパーツですが
(中略:もうね、テキストを書く余裕がないほど細かいパーツが連続なので、省略するっす)
こーんな感じです。


顔だけで実に8個のパーツ+5枚のシールで構成されております。かなりガマン汁が放出されました。はふー(・ω・`;)


でもまぁ、ガンダムは顔が命ですからっ!

といったわけで顔完成!


ちょっと目の位置が、バイザーに被りすぎてるような……。いいんだろうか?


目の位置に一抹の不安を覚える次第ですが、
ま、よーく見ると、なんかバイザーを深く被った様子が、
どことなくエクシア独特の「目つきの悪さ」を良くあらわしているんじゃないでしょーか?

そーいえば、エクシアって完全な「善玉」メカじゃなかった気がします。
いうなれば、ソレスタールビーイング自体が、既存世界に対する「破壊者」という位置づけですから。
その組織のフラッグシップメカなんですから、ベビーフェイスよりもちょっとヒールなイメージの方がお似合いだと思います。

なんとなく、1st Seasonの刹那少年のささくれ立った心を表しているようにも思えなくもないなぁ……。

次回、いよいよアームパーツ&武装系の組み立てにっ!

<つづく>
© 創通・サンライズ・毎日放送 

おじさん映画<第10回> [2009-02-13 Fri](Writer:上野)
 昨夜、木曜洋画劇場で『レッドウォーター/サメ地獄』なる映画を見ました。
 主役はルー・ダイアモンド・フィリップス。

 懐かしい顔です。

 20数年前、悪ガキスターたちの集団が一世を風靡しました。集団の名前は「ブラット・パック」。
 どんな悪ガキがいたかというと、エミリオ・エステベス、弟のチャーリー・シーン、クリスチャン・スレイター、今やジャック・バウアーなキーファー・サザーランドといった面々。彼らは『ヤングガン』っていう西部劇で競演したりして女子大生やOLをキャーキャーブイブイ言わせてました。
 他にもパトリック・スウェイジ(『ゴースト/ニューヨークの幻』)とか、ロブ・ロウなんかもブラット・パック系と言えるでしょうし、さらに数年遡って『アウトサイダー』なんかに出てたラルフ・マッチオとかも同世代で仲間なんでしょうね。あー! マット・ディロンっていう重鎮もおりましたわ。

 でもって、ルー・ダイアモンド・フィリップスもブラット・パックの1人でした。
 なんといっても、スペインだのチェロキーインディアンだの、色々な血が混じっているという少々エキセントリックなマスクが、当時の女の子たちを夢中にさせておりました。

 話が戻りますが、そんな彼が『サメ地獄』の主人公だったわけです。しかも2003年作品。ルー・ダイアモンド久々です。
 これは見ておかねばと思い、仕事を放り出して家に帰り息子と見たんですけど、相当笑えます。
 アメリカの片田舎の湖に人喰いザメが出るんすよ……「静かな湖畔の森の中、湖なのにサメ地獄っ!」「鮫工船、プロレタリアシャーキングパニック!」って予告編のナレーションでまず大笑い(若本規夫さんかな?)。テレ東の洋画予告編は大概笑えるんですけど、この予告編は頭1つ抜きん出ていて秀逸!
 さて、石油堀り職人の主人公(ルー・ダイアモンド・フィリップス)と、たまたまその湖に盗んだ金を隠した悪党どもと、そんでもって人喰いザメの三つ巴の戦い。悪人どもとドンパチしてドッカンと建物が爆発してその合間にサメがガブガブ人を喰うっていう、なんとも贅沢なアクションモンスターパニックムービーでしたwww。というとバカにしてるみたいですが、マジで楽しい映画なんでオススメです。マジ。

 ルー・ダイアモンド・フィリップスはもう40代も半ば過ぎてると思うんで、この映画の時は40歳になったぐらいですが、意外にも若々しい。鼻の下が長~いのがこの人の特徴ですけど、顔全体が少々苦み走ったおかげでそれほど気にならない。
 しかも、身体トレーニングは続けていると見え、身体も引き締まってます。ブラット・パックの面子って、当時人気だったスタローンとかシュワっちといった筋肉モリモリスターに対する当て付けのように、細く締まった(あるいはナヨっとした)ボディーをウリにしていたように思います。パトリック・スウェイジだけはマッチョでしたけど。
 彼らの映画を見ていると、意味もなく上半身裸になるシーンが多くて、細い筋肉見せながら「俺ら、フツーにしててもカッコいいんだぜ」っていう心の声が聞こえたものです。おっさんの下っ腹って、実は人生の年輪なんですよ。その辺、若い時分にはわからないもんです。そんな彼らも、年を重ねてそれなりに弛みつつ、でもデブチンにはならないように努力してるみたいです。ジャック・バウアーも、あれでも昔と比べるとかなり肉厚になってますし。

 ブラット・パックの時代から20有余年、ルー・ダイアモンド・フィリップスは正直いい映画に恵まれてはいませんが、脚本や舞台の演出なども手掛けているそうです。地道にやっておるのですね。
 私の好きなミッキー・ロークなど、ちょっと見ないうちにブヨブヨのぐちゃぐちゃになっちゃったのに、『サメ地獄』のルー・ダイアモンド・フィリップスを見たら、やっぱり努力し続ける人はエライと思いました。

 さて、努力は大事ということがわかったところで、では、ごめんください。



 

モエギリ Complicated Mind
#1 『炎は萌えて』SIDE-A [2009-02-07 Sat](Writer:後藤)

「九条先輩、急にお呼び出しして申し訳ありません」
「いえ、かまわないですよ橘さん……でもなんですか、こんなところに呼び出したりして」
 放課後、体育館の裏で待っています。と手紙に書いてあれば、おおよその察しはつく。でも、なんでオレなんだ?
「じつは、どうしてもお伝えしたいことがあって」
「うん……」
「私と付き合ってください! 九条先輩!」
 ご丁寧にゴミ焼却炉からゴォッと焔が舞い上がり、オレたちの顔を照らした。橘の振り絞った勇気が燃えるゴミに乗り移ったのか。
 華々しい演出にもオレの心は晴れなかった。放課後に女子から告白される。男子高校生なら誰もが胸をときめかせるシチュエーションだろう。嬉しくないはずがない。
 でも事件が起きている現場は女子高だし、オレは女子高生だ。ということは……この娘はいわゆる“百合”なのか? なんでオレが百合少女に好かれなければならんのだ。
 その戸惑いが命取りだった。
「好きです! 愛してます!」
 隙だらけのオレは、一世一代の大勝負に出た橘草子の接近を許してしまった。伸び上がった橘の上半身がオレに覆いかぶさり、ツンと尖った唇が目の前に迫る。橘の顔は紅潮していた。獲物を仕留めようという勢いがあった。
 だが地面に折り重なって倒れたとたん、それまで興奮の極みにあった橘の呼吸が静かになった。
 目が点というのだろうか、キョトンとした顔でオレを見つめている。
「……ん~。うん?」
 橘のてのひらが、何かを確かめるように、オレのへその上に触れる。そのまま下腹部に向けて下ろされた手が、ある一点でピタリと止まった。
「あれ……えーと……」
 グニャリとした感触を確かめた手をそっと離し、口元に寄せてから、橘はおそるおそるといった調子でオレに訊ねた。
「九条先輩、女ですよね?」
 ──ええそうですよ、橘さん。私は正真正銘、天地神明に誓って女ですとも。さすがに同性に告白されて驚きましたが、なんといっても、私の心はそんなに狭くはありません。殿方に捧げると決めていた最初の口づけ、その権利を貴方に与えることもやぶさかではなく。なに、きっとうまくやっていけるでしょう。女同士の恋にこの身を慣らせば。
 と言おうと思ったが「ええそうですよ」と言い終わるより、橘が絶叫するほうが早かった。
「うそ!」
 橘は目をカッと見開き、声を荒げた。
「女じゃない……女じゃない!」
 ぶらりと下げた両手を揺らめかせ、よろよろと立ち上がる。橘は幽鬼のような表情になっていた。
「待ちなさい橘さん、私は……」
「オトコだもん! 私、触った!」
 そう叫ぶと橘は口の端を引き攣らせ、ぴくぴくと表情筋を痙攣させたまま脱兎のごとく立ち去った。
 少しカールしたミディアムの栗毛がキラリと光ったのは、午後の陽射しのせいだけではない。橘の目尻からこぼれた雫が髪の表面を滑っていったせいもあるだろう。キューティクルに影響するのかな。それはともかく、これは重大な事態だ。
「バレたか……」
 明日からどうしよう。やりづらくなるな。

                             ◇

 オレの人生はそれまで、とても円滑だった。
 中学三年生の夏に高認(高等学校卒業程度認定試験)をパスし、早々と大学入試資格を得たオレは、念願のサッカー留学に旅立った。南米でそのままプロ選手になるにしろ、日本に戻って大学生になるにしろ、そのあとの三年間を自由に使える。この状態は随分とオレを気楽にさせた。
 すばらしく優雅な時が流れていた。日常会話でスペイン語とポルトガル語と英語に触れ、ごく自然に喋れるようになった。それに不必要な筋力トレーニングを避けるという所属クラブの方針のおかげで、オレの体はムキムキになることなく、中性的でしなやかなままだった。おかげで現地の女の子にもモテまくった。“女は木から降ってくる”というのが南米の諺(ことわざ)らしいが、納得だ。肉感的なガールフレンドにはまったく不自由しなかった。
 あの事件さえなければ、オレは幸せなままだった。交通事故で亡くなった両親への賠償金のほとんどはあいつに預けて、俺は最低限の支度金で海を渡って、それを使い果たす予定で──高三の夏になったら、あいつに迎えに来てもらうはずだったんだ。何ヵ月か帰りが早まったら、このザマだ。いったいオレは何をやっているんだろう。

                             ◇

 告白された翌日、橘はひとりの生徒を伴ってオレの前にあらわれた。見慣れない顔だった。名前もわからない。でも去年までの自分はこの女を知っているかもしれない。当たり障りのない、適当な言葉で切り抜けよう。
「あら、ごきげんよう」
 だがその手は通じなかった。女はすれ違いざま、オレの手首をがっしりと握り締める。そして社交ダンスのように、手首を軸にしてふわっとオレの体を翻すと、自分のほうに顔を向けさせた。
「何をするんです? 痛いじゃありませんか」
 オレは異議を唱えた。しかし女は委細構わずオレのスカートの裾をつかみ、下着をあらわにすると、股の間をグッと握る。
 そのまま鬼のような形相でこう言い放った。
「三年A組、出席番号12番九条恭子」
「オマエ」
「オトコだな!」
 ひと区切りごとに口調を強め、にじり寄ってくる。高校生とは思えない迫力があった。
「……」
 オレは何も言い返せない。
「このことをウチの新聞に書いてやってもいいんだがな」
「……」
「止めてほしいか?」
「なんのことかしら?」
「どこまでしらばっくれる気だ。両足の間にぶら下がってるモノはなんなんだよ」
「……とにかくヘンな言いがかりはやめてください。書きたければお好きにどうぞ」
「ずいぶんな自信じゃねーか。学校新聞だと思ってナメるなよ」
 そう言って女は三葉の写真を取り出した。シャワー、着替え、それに行きずりのOLとじゃれあっているところ。いずれもオレの裸体が写っていた。
「その写真の男が私と同一人物だという証拠はないわ」
「たしかにな。だがホントかどうかなんてことは読者にとっちゃどうでもいいんだ。まちがいなくこの写真を見た生徒たちは、オマエをオトコだと疑う」
「……」
「ホントのことを話せば、写真を載せるのを止めてやってもいいんだけどな~」
 オレは観念した。もう女声で通す気力もない。
「できれば止めてほしい。このことを知っているのはあんたたちだけなのか?」
「いまのところは。事と次第によっては、学園中に知れ渡るな」
「もう半分諦めてるよ。でも、まずは話を聞いてくれないか」
「ああ、ぜひ聞かせてほしいね」
「……それにしてもスゴイな、あんた。いきなり股間を握るし。よかったら名前を教えてくれ」
「アタシは喪依桐子。取材でしょっちゅう留守にしてるから、おそらく学園に来たばかりだろうオマエが知らないのも無理はねーな。まあでも、本物の九条恭子も知らなかったかもな。少なくとも接点はなかった。……アタシにも教えろよ。オマエ、いったい何者なんだ」
「……オレは九条恭二。恭子の、双子の弟だ」

                             ◇

 旧新聞部の部室で、インタビューという名の尋問が始まった。
「で? キョージくんはいつからこの学校にいるのかな?」
 棒付キャンディをナメながら話す喪依の口調には、オレを見下したニュアンスがたぶんに含まれている。けれども、女装がバレた身分では、それを咎めることはできなかった。オレは素直に答えた。
「14日から」
「先々週の火曜日からか。二週間しか女装は通用しなかったわけだ。新学年が始まって二週目までは、三年A組にいたのは恭子だったのか?」
「いや、それがわからないんだ。なにしろ行方不明だから」
「おいおい、冗談言うなよ。ホントだったら大事じゃねーか。警察には通報したんだろうな」
「してない」
「なんで」
「いまは言えないが、知られたくない事情がある」
「……そこが核心だと思うんだがな」
「悪い、本当に言えないんだ」
 ハァ、とため息を漏らすと喪依はあとをつづけた。
「しゃーねーな。じゃあ、この学校に来る前のことを話せ」
 オレはサッカー留学の経過を淡々と説明したあと、4月になったばかりの日に起きた出来事を振り返った。
「虫のしらせというのか。練習試合を終えて帰り道を歩いているとき、あいつに何か危険が迫っているって感じたんだよ。それまで一回もそんなことなかったのに」
 すぐさま航空会社の代理店に駆け込んで日本行きの飛行機に飛び乗った。恭子の住んでいるマンションに管理人を訪ねたら、恭子本人が鍵を失くしてあわてているのだと勘違いして、あっさりスペアキーを渡してくれた。学校に電話をしてみると、10日と当日13日を欠席しているという。部屋に荒らされた形跡はなし。制服のほかに、なぜかスーパーロングの長さに整えられたウィッグがあったので、恭子になりすまし、学園に潜入し始めた。
「なんで女装して潜入捜査する必要があるんですか、探偵さん」
 皮肉を込めて喪依が言う。
「たぶんあいつは誰かに拉致されたんだ。だとしたらその犯人が、オレの正体を突き止めようと接触してくるかもしれない」
 オレはウィッグをゆっくりと外し、ベリーショートの銀髪を晒した。そしてそれきり、うつむいたままになった。女装がバレたことなんかより重大な事実が、オレの頭を押さえつけていた。
 そんなオレの様子をみて喪依は頭をかきむしり、あぁもう、と吐き捨てたあとしばらくブツブツと呟いていたが、やがて決心したようにこう言った。
「わーったわぁった! わかりました! オマエのねーちゃんが見つかるまで女装の件は黙っといてやるよ」
「助かるよ、ありがとう」
 オレは心の底から感謝をした。けれども次の瞬間、喪依をいいやつだと思ったことを後悔した。
「そのかわり! アタシの下僕としてこき使ってやるからな。覚悟しとけ」
「えぇ!? どうしてさ」
「口止め料ってこともあるが、ウチの橘を泣かせたことが気に食わねーんだよ。これはペナルティだ。まぁ、学園一エロカワ美人と評判のアタシにかまってもらえるんだ、光栄に思っておきな」
 喪依は笑みを浮かべるとオレの短い髪の毛をつかみ、顔を上げさせた。
「それに、オマエが入部すると、部員数が三人に増える。わがジャーナリズム研究会は正式な同好会として認められるんだ。ちょうどよかったよ。ハハッ☆」
 髪の毛をつかんだ手を離し、また笑う。キレイに生え揃った歯と歯の間からキャンディの棒が覗いて、ちょっとヤンチャな男の子のような感じがした。
 喪依がオレを元気付けようとしているのか、したたかに利用しようとしているだけなのか、それはわからない。ただこの日からオレの居場所が旧新聞部の部室になったことだけは確かである。



<#1.5 『炎は萌えて』SIDE-Bにつづく>
 

【ガンプラ塊(かたまり)】10塊め [2009-01-30 Fri](Writer:竹石)
いやもう、様々な方面から
「早く作れ!」
というお叱りを受けている中目黒のゆとり系モデラー・竹石です。

気づけば年が明けてましたね。
あ……
「明けましておめでとうございます!」
……遅いですね。

一応ワタクシ、クドさではタカ&トシを崇拝しておりますので、
年始の挨拶はバレンタイン・デーまで続けるのが慣例としております。
ワタクシの年始のクドい挨拶の後は、
「正月かっ!」
とツッコミをいただけると幸いでございます<(_ _)>

「べ、別におめでたいから言ってるわけじゃないんだからねっ!」

……ツンデレ風にボケてもみました。
ナニか違いますか? そーですか。


ま、そんなワケで新年のご挨拶もそこそこに、ガンプラの制作レポートDEATH!
(あ、すいません、最近、『黒執事』に凝っておりまして。特に、キ●ガイ死神グレル、声優の福山潤さんがイイ味出してますねっw)

実は、いつの間にか、キュリオスまで購入してたんですねーw


    年末の某「ガンダム本」の制作クランクインと共に景気づけて買った品。もちろん未開封。え!? 作りますよちゃんとー。

ヘッドルームのライターたる者、
これしきの自腹資料、自前で用意しませんと……。
でもガノタじゃありません。
あくまで、ライターですから。

でもまぁ『ガンダムOO』のシリーズは、やっぱエクシアから作るべきかと。
あ、グラハム専用フラッグをつくっちゃってましたねw
お気になさらずに!

エクシアといえば、機体のあちこちからにょきにょきと出てくるいろんな「剣」のギミックが特徴です。
さて、どんな風に格納されてるんでしょーか?

と言った前フリを踏まえて、
製作スタート!


主役ガンダム系のモデルは、たいてい「中身」からつくるんですよね。

最初のパーツは、やっぱり黒いパーツでした。この形……たぶん上半身ですよねー?

ところが、最初の行程でいきなりのピーンチ!
なんかですね、球形のパーツをくっつけると指示があるんですが、
大きさからいって入らないんですよ!
「あぁ~ん、大きすぎてはい(自粛)」

でも勇気を出して、ちょっと力を込めて
ぷちっ
とやってみました。


たぶん首の付け根のパーツなんですけど。人生ゲームの車に乗せる人形(プラスチックのつまようじみたいなあれ)みたいなパーツを無理矢理ぐさり。


何事も、無理矢理するのは結構好きな法なんですが、
ことガンプラに関しては、ちょっと勇気が必要ですやね。
折れちゃったらもうおしまいなわけで。

ちょっとドキドキしました。

でもってぷちっとやってみたらですね、
これがもうカッチリとくるわけです。
さすがスナップフィットってやつですね。
何度体験しても関心します。

ボディパーツといえば、やっぱアレっすよね?アレ!
エクシアといえばヤドカリ的なGNドライヴですよ!
(ちなみに「ドライブ」じゃないんですね。公式でも「ドライヴ」でした。お間違いなく)
なんとこの段階でヤドカリを組んじゃいます。

ここで墨入れとかできたらよかったなぁ……。
今度、墨入れ用のペンを買ってこよう。


ヤドカリというか、アポロチョコみたい。あ、なんか食べたくなってきた……。


そして、GNドライヴの前面の製作に。
GNドライヴの製作って、ちょっと楽しみにしてたんですよねー。
それがこんなに早い段階で出てくるなんて……。
ワタクシ、ラーメンのナルトは最後に食べるタイプなんですよねー。
もうちょっと後でも良かったような……。
余談ですが、バルセロナにあるサグラダファミリア
(さらに余談ですが、ずっと「サクラダファミリア」だって思ってました。一応上まで上ったことがあります^^v)は、
まだ未完の大聖堂なんですが、完成予想図によると、現在ある4つの尖塔の後ろにおっきな十字架をてっぺんに付けた、高さが3割増ほどある超巨大な塔が建つそうで。
やっぱメインティッシュは最後の最後に!
っていうのがあるんだと思うんす。
ガンプラの製作行程にも、こうしたカタストロフィー(破壊してどうする!)、カタルシスが欲しいと思う次第。
そこんところバンダイさんよろしくー(^_^)v

バルセロナのパエリアはあまりおいちくなかったなぁ……などとイベリア半島に想いを馳せているところで、
ここでガンプラ製作で1、2を争う難所「シール貼り」の行程が早くも出現ですよ!


でもまぁ、これぐらいの大きさと形状ならば、超楽々な感じですね。


しかーし、ここで僕的ガンプラ史上初! 透明パーツが登場ですよ!
透けてる!透けてるっす!


コンタクトレンズじゃないですよ。GNドライヴの中のパーツっす。あれっすね。エメラルドグリーンの妖しげな粒子はここで作られてるんすかね。


ちなみにシールを貼ったら、なんかレンズの奥がアヤシイ光を放っているような……気がしないでもないです。
GNドライヴの周辺のパーツをペチペチとはめ込んで……
胴体部分の完成です!

    エクシアの胴体部分。ほとんどGNドライヴのみで出来ているような気がしますね。ちなみに黄色のブレードアンテナっぽいパーツがなんとなくガンダムの「ツノ」を彷彿させて、そこはかとなく顔面パーツに見えなくもないような気がしないでもないと思います。

しかし、ウェストが細いっす!
こうしてみると、初代ガンダム(RX-78)のフォルムって、どことなく無骨でしたね。
なんとなく70年代、江ノ島の海岸で波と戯れる水着姿の女性を思い出しました。
エクシアのフォルムは、パリコレ的な感じでしょーか?
フォルムのデザインうんぬんじゃなくて、ウェストの幅の話ね。

次は、RX-78でも買ってみようかなー。
そういえば、MGでGファイターもでたそーで。
昔、合体が上手くできなくてガッカリしたんだよなー。
今度のは上手く合体できるらしいんですってね!

当面は『ガンダムOO』の放映が終わる前に、エクシアとダブルオーぐらいは完成させませんとね。

<つづく>


© 創通・サンライズ・毎日放送 

【見ないで】脱力パパとモンハン【描きました】 [2008-11-29 Sat](Writer:上野)
 いつしか『MHP2G』熱も冷めてきて、社内でも常駐プレイヤーは皆無となりました。まあ、この忙しい最中にやってたら「死んでしまへーーー!!!!」て怒られますけど。
 とはいいながら、私は息子とコツコツやり続けてまして、プレイ時間800時間を超えました。でも、まだハンターランク8なんです。今、G級の★★なんですけど、このクラスになるとモンスターはムチャクチャな強さです!
 息子も「もうムリじゃね?」と最近は遊んでくれないし。
 ならば、まずは武器を強化、と思っても私なんかは大剣、太刀、ハンマー、ライトボウガン、弓(予備に片手剣と双剣。なんの予備だかわかりませんが)なんていろいろ使っちゃうんで、お金が足りません。
 ここんとこ、ずーっとネコートさんとこの大連続狩猟クエでクック、ヒプノック、ガルルガを狩り続けてます。この3バカ鳥は弱いくせに報酬が15000も入るんで美味しいのです。
 でも、ギルドカードの戦歴にはこればっかり続いてるので、恥ずかしいです。まあ、ギルドカードを交換してくれる狩り友ももういないわけですけども。
 それにしても今回のモンハンにはハマリました。一応1000時間まではプレイしてみるつもりです。『モンハン3』の発売を待ちながら、コツコツやってればハンターランク9まで行けんじゃないかなーなんて思ってみたりしてみたり。
 ということで、モンハン800時間男が、「何も見ないでモンハン書きました」
 プレイ時間の割りに、よく覚えてない。
 ガノトトスの胸ビレどうした!?
 微妙に違うんで、名前もパチモン風に変えてみました。



 こんなもんですかねー。
 では、ごめんください。